【 文章構成 】PREP法で読者を逃さない!?
読者を逃さないためには、PREP法を使うことが大切です。
今回は、「 PREP法の効果的な使い方」をご紹介していきます。
結論を一言で言うと、「 読者の気を引くための方法 」です。
「そもそもPREP法って何?」と言う人もわかるように、
基礎的な部分から、しっかりとご紹介していきます。
PREP法とは?
PREP法とは、文章構成の方法の一つです。
この方法を使うことで、論理的な説明と説得力を兼ね備えた
端的な説明ができるようになり、
相手を飽きさせることなく、自分の伝えたいことをしっかりと伝えることができます。
主にビジネスシーンでよく使われますが、
日常生活に取り入れることができれば、わかりやすく説明できるようになるでしょう。
また、文章の中に取り入れても、グッと伝わるようになります。
一般的に、人間が集中して話を聞いている時間は最初の30秒だけだと言われています。
なんとなく自分に置き換えて考えてみると、そんな感じがしませんか?
30秒ってすごく短いですが、それほどまでに、
人間は集中力が長続きしない生き物です。仕方ありません。
そこで、PREP法を使いましょう。
P・R・E・Pはそれぞれ頭文字です。
結論→理由→例文→結論の流れを意識して説明することで、
スッと理解できる文章になります。
なぜならば、結論が先に提示されているので、
最初に大まかな話の流れを掴むことができるからです。
また、理由を例文で補足するという流れになるため、
理由が印象付きやすく、結果として、結論がはっきりします。
最後にもう一度結論を提示することで、読者の結論忘れも防げますし。
例えば、いちごのケーキが美味しいという結論を提示したいのなら、
P いちごのケーキは美味しいです。
R なぜならば、いちごの酸味とケーキの甘さがすごくマッチするからです。
E 例えば、食後のデザートとして、
食事で味わえない甘みと酸味を補うこともできますし、
おやつとしても最高です。
P 以上のことから、いちごのケーキは美味しいです。
というふうな例文を作ることができます。
簡潔にまとめられていますし、何より、わかりやすいですよね、
ということがあって、
結論→理由→例文→結論の流れを意識して説明する、PREP法を用いることで、
スッと理解できる文章になります。
この、いちごのショートケーキのPREP説明
自体がPREPになっていたことに気づきましたか?
こんなふうに活用することで、説明が伝わりやすくなります。
実際に、僕のブログもこのような流れで構成するようにしています。
なぜ効果的なのでしょう?
最初にも書きましたが、人間は30秒で飽きてしまう生き物です。
なので、先に結論を書いてあげないと、
結論を書く前に読者が飽きてしまうからです。
結論を読んでもらえなければ、話の内容が全く伝わりません。
特にweb上の場合、ブラウザバックしてしまいます。
例えば、みなさんが調べ物をするときのことを考えてみてください。
まずは、わからないことがあったらググりますよね?
検索したのに、答えが最後まで出てこないページに出会ってしまったらどうですか?
時間返せコノヤロウ!!って半ばキレますよね?
読者の方は、割と忙しいんです。
一刻も早く目の前の問題を解決したいと思っています。
まず結論を提示してあげないと、その記事を最後まで読もう!とはなりません。
また、ビジネスの場合でも同じで、
時間を奪う行為は悪なので、
PREPがビジネスで使われるのはそのためです。
まとめると、PREP法は30秒の間に気を引いて、
最後まで読ませようとする作戦みたいなものです。
PREP法で意識すること2つ
PREP法を使うことで、注意を引くことができると書きました。
しかし、この流れに沿っていても、
駄文を書き連ねている場合は、真価が発揮されません。
2つだけ注意した方がよいことをご紹介します。
- Reasonをしっかり
- 難しい表現は多用しない
この2つだけは意識しておきましょう。
Reasonをしっかり
まず1つ目、Reasonをしっかりするということですが、
結論がどれだけ素晴らしくても、理由が曖昧だったら信用できませんよね?
例えば、
P この会社に投資することで、確実に儲けることができます。
R なぜならば、「社長がちょー頭いいんすよ、それで、めっちゃいい人だから」
こんな感じだったら、結論が吹っ飛んで消えてしまいますよね?
理由を説明するときには根拠に基づいていなければ、説得力がなくなってしまいます。
難しい表現は多用しない
2つ目、難しい表現を多用してしまうと、
読者が、「飽きる」「飽きない」にかかわらず、
「受け付けない文章」になってしまいます。
難しい単語を使っていると、最初はカッコよく見えますが、
多用していると、途中から「うざい」と感じるようになってしまいます。
テレビに出ている、大企業の社長のことを想像してみてください。
専門用語は使いますが、それ以外難しい言葉をあまり使っていません。
本当に頭の良い人は難しいことを万人にわかるように説明します。
PREP法を意識することで、日常会話が変わる
この流れだけ頭の中にインプットしておけば、
結構簡単にPREP使えそうじゃないですか?
ちょっとの意識でグッとわかりやすくなるので、
ぜひ、頭の片隅において喋ってみてください。
周りからの目線も変わってくるはずですよ。
PREPをもっと理解するために
正直なところ、この記事でPREPの全てを語ることはできません。
なぜなら、すごく奥が深くて、説明したいことが山ほどあります。
しかし、webという媒体で発信している以上、読者の限界は3,000文字程度です。
僕自身もたくさんブログ記事を読むので、
長いのは嫌いだという読者さんのことはすごくわかります。
そこで、僕が読んで、すごく参考になった本をご紹介します。
PREPのことをもっと知りたい人は是非読んでみてください。
実は、僕自身お恥ずかしながら、
本を読むことが嫌いで、読みづらい本は避けています。
なので、読みやすかった本だけご紹介します。
きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方 赤羽博之
一番伝わる説明の順番 田中耕比古
そうです、僕の本選びはビジュアルから入っていきます。
内容じゃなくて、ブックカバーのデザインがよいか悪いか。
でも、デザインがしっかりしているやつはハズレがほとんどないんですよね。
この2つの本も、僕が知りたかった
ことについてわかりやすく書かれていたので、すごくおすすめです。
この本を読むことで、PREPがもっと理解できると思います。
本記事のまとめ
今回は、「読者を逃さないためには、PREP法を使う」という内容でした。
Point Reason Example Point
この流れを意識して伝えることで、
より効果的にわかりやすく伝えることができます。
この方法を頭の片隅に入れて文章を書いたり、話したりするだけの
簡単な方法ですが、あなどってはいけません。
ビジネスでもよく使われる方法です。
しかし、理由が薄かったり、難しい言葉を多用したりすると、
読者は離れていってしまうので、あくまで、読者目線で話すよう心がけましょう。
という内容でした。
それでは、たけみやでした。